社会心理学とは
社会心理学は、二人以上の人間がいるときに生じる現象についてを取り扱う心理学の学問。社会心理学の社会とは「他者」のことです。
人は他者との関わりながら、日々の生活を送っています。そのなかで個人の考えや行動は他者からの影響を受け、またそれと同時に他者の考えや行動に影響を与えています。社会心理学とは、このような社会的存在としての人の心の性質を、個人・集団・社会といった様々な段階にわたって研究する基礎心理学の一分野です。
社会心理学の代表的な研究には以下のものが含まれてます。
・対人認知(自分や他人についてのイメージ)
・コミュニケーション(言葉、表情、しぐさのはたらき)
・対人行動(恋愛、暴力・攻撃、援助など)
・集団(リーダーシップ、集団のまとまり、集団間の争い)
・集合(うわさ、流行、暴動など)
社会心理学でよく語られている概念をいくつか載せておきます。
自分で勉強するときの参考キーワードに使ってください。
対人認知
① 印象形成
・ステレオタイプ
・ピグマリオン効果
・ハロー効果
②属性推論
・段階モデル
・共変モデル
・対応バイアス
対人行動
①攻撃行動
②援助要請
③援助行動
対人態度
①態度構造
②態度変容
集団
①同調、服従
②集団極性化
③集団思考(集団的浅慮)
④傍観者効果
⑤ゲーム理論
社会
①信頼と安心
②社会不確実性
③フレーミング
④消費者行動
⑤役割理論
これだけじゃなくてまだまだ色んな理論や概念があります。社会心理学は基礎心理学のひとつに分類される大きなテーマです。今回は簡単に触れる程度でしたが、上記のキーワードをもとに興味がある方はぜひ勉強してみてください。